FRP強化プラスチック製とは

いちばん分かりやすいのがユニットバス。
薬品にも強いので工場のタンクなどにも使われます。

ユニットバスが1年経って、色あせてボロボロになるなんてことありませんよね。とても強くて、耐久性のある素材のことです。

すぐにボロくなる大量生産のプラスチックとは似ても似つかないまったく別の素材です。

FRP製のプランターや植木鉢の製造方法は、まず、本物の石や樹木で型を作ります。できた型に、樹脂とファイバーグラス（ガラス繊維）を交互に塗るように仕上げていきます。

本物の石や樹木を使うので出来上がりが本物そっくりの風合いになり、素材そのものが軽いので、全体としても軽くて丈夫な仕上がりになります。

女性でも楽々配置することもできますし、あまり重量のある植木鉢を置けないベランダやバルコニー、屋上緑化などにもよく利用されます。

ＦＲＰ＝Fiber Reinforced Plastics・・・「ガラス繊維（Fiber）」で「Reinforced（強化された）」プラスチックの総称です。ヘルメットや自動車用品、バスタブや釣りざおなどは古くからファイバーグラスが使われているので、実は、非常になじみのある素材です。

従来の大量生産式のプラスチックと異なり、時間の経過とともに黒ずんだり、風化して割れやすくなることもありません。

また、デザインされたものなので、お家やお庭の雰囲気になじむものを選べるというメリットもあります。

ＦＲＰ強化プラスチック製品は耐久性にも優れているので、使い方によっては10年以上美しい状態を保つことも可能です。陶器製に比べると安価に出来上がるのも特徴のひとつです。

下の写真は、製品（スクエア L-35）の内側です。
樹脂を塗り重ねた様子がうかがえます。
表面は、よりきれいに仕上げます。



FRP強化プラスチック製のプランターや植木鉢は大型のものが多く、本来は大きな施設をはじめ建設現場や、ショッピングモールなどで使われることがほとんどでした。

でも、最近は、一般のご家庭でのご利用が圧倒的になっています。